音楽との付き合いは相当長い。自覚的・積極的に音楽を好み始めたのは、十代になってからだったと思うが、それ以前もテレビの歌番組(当時は多かった)をよく観たりしていたものだ。
振り返ってみれば、その時その時で、色んなジャンルの音楽に関心が移ってったことがわかる。ずっと聴き続けているものは、そのごく一部でしかない。学生の頃など、バイト代の多くをCDやレコード購入に充てていたし、中古レコード店を巡っては、エサ箱を漁りまくっていた。そんなCDやレコードの多くは、いま手元に残っていない。
ライブも今では、ほとんど足を運ばなくなってしまったが、以前はけっこう観に行っていた。中には、NIRVANA(ニルヴァーナ)の初来日公演など、今となっては貴重な体験となるものもあったし、他に観た中にも今では亡くなってしまったアーティストもいる。野外フェスなども何度か行ったものだ。
大雑把にいえば、
小学生以前は「日本のポップスや歌謡曲」
中学・高校時代は「洋楽ロック・ポップス」
高校・大学時代は「HR/HM、プログレなど、よりマニアックな方向へ」
20代後半は「ジャズやテクノ、UKロックなど」
30代になって「ジャンル追求ではなく、個々のアーティストを好む方向へ」
現在は、クラシックの中でも「古楽」への関心を高めつつ、それまで聴いてきた各ジャンルの中から「厳選されたもの」を聴いている感じだ。
音楽を聴くということは、単なる娯楽でしかない要素もあるし、表現として刺激を受ける要素もある。そんな音楽のことも、時には記していきたい。