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JR三江線宇都井駅。離合困難な一車線道路を一部走り抜けて辿り着いた。駅周辺は中国山地の中、ひっそりと佇む集落。数少ない列車が乗降客の無いままに去り行くと、静寂に包まれる。近くを流れる江の川は堂々たる風格を見せていた。
中国山地の山間にあるJR備後落合駅は、陰陽連絡路線の要衝として、往時は有人駅でもあり賑わいを見せていたようだが、今ではここを発着する列車も減少し、無人駅としてひっそりと佇んでいる。ローカル線マニアの聖地的存在でもあるようだ。そんな小駅が少しばかり活気づく光景を昼下がりの14時半頃に見ることができる。
それぞれ塗装の異なるキハ120形式気動車が3両並ぶが、左が私が乗ってきた木次線の列車、中央が芸備線三次方面からちょうど入線してきた列車、右奥に僅かに見えるのが芸備線新見方面から到着した車両である。このように各方面からの列車3両が並ぶのがこの時間帯の特徴的光景である。
過疎路線でもあり、それぞれの列車から降りてきた人数はごく僅かだったが、全員が別の路線への乗り換え客である。私もこの後、右奥の列車で新見へと向かった。ここに見える3つの列車はそれぞれ来た方向へと間もなく折り返して行き、束の間の賑わいも消え、この駅は再び静寂を取り戻すのである。
JR湖西線堅田駅から歩いてきた。琵琶湖西岸の街並み、湖畔まで僅かの地区では水路も多く見られ、懐かしい趣の光景も残っている。行政区分では大津市となる。
今では再開発によって当時の面影がすっかり消えてしまった都内某所。私が訪れた頃(1999年)、すでに区画整理が進んでおり、空家が多く、人の気配も少なかった。そんな中、ある家先にスバル360が佇んでいた。
木更津を訪れたのは、もう12年前のことである。当時はモノクロ専門に撮り歩いていて、それにふさわしそうな予感のする土地を選んでは訪れていた。とりわけモノクロームな光景が似合いすぎるこの映画館(木更津東映)も、今では閉鎖されてしまっているとのことだ。
この年も西へ向かった。写真は深夜の車窓から。「しずおか」の駅名標が見える。ホームに人影はない。車内からの目線の低さは、そっち方面の方ならおわかりかと思うが、「サンライズ出雲」に乗車していたからである。震災の少し前、2月の旅だった。
大阪には何度か足を運んでいる。2008年は写真展開催のため何日か当地に滞在した。よく晴れた秋空の下、カメラを手に歩き回った。この時はモノクロフィルムとデジタル一眼を併用していた。写真は大阪市西成区にて。